富里市では1年を通して市民同士の交流の活性化、地域の農産物のPR、伝統芸能のお祭りなどの多種多様なイベントが開催されています。千葉県在住のレポーターが季節ごとの行事やイベントを調べてみました!
春
4月
<久能獅子舞>

久能獅子舞とは、約300年前から行われている富里市指定無形文化財なのだそう。久能地区の五穀豊穣と安全・平和を願い江戸中期から始まったとされる獅子舞で、毎年4月3日と8月の最終日曜日に行われるそうです。二匹の雄獅子が一匹の雌獅子をめぐって争うストーリーから「やきもち獅子」とも呼ばれ、娯楽性の高い民俗芸能として親しまれています。獅子舞を演じる3人は雌獅子も含めて久能地区の男性。笛や太鼓のおはやしも男性が演奏する。獅子頭の視界はとても狭く、接近して踊るのは大変だと演者は話しているという。そのため演舞では時折、大獅子から掛け声が聞こえ、三獅子で動きを合わせて前に出てくる様子も見ることができます。拝殿神事は14時半~、舞い始めは午後15時とのこと。(開催状況は市にご確認ください。)
―「やきもち獅子」なんてとても可愛いですね!江戸時代なんて歴史がありますね。我が子は獅子舞を見たことが無いので日本の伝統を学ばせるという意味でも一度は見せてあげたいです。
夏
6月
<すいかまつり>

富里市は全国有数のすいかの名産地であることは有名ですよね。毎年収穫の最盛期を迎える6月に行われる「富里市すいかまつり」は富里市役所敷地内、富里市中央公民館および公民館前駐車場にて開催されます。午前9時から開会式とすいかの展示会が始まり、糖度・色・形の美しさなどを品評されたすいかが並びます。午後からはすいかの即売会が行われます。来場者のお目当て「すいかの試食会」は午前中に2回、午後に1回実施されるそうなので要チェックです。その他にも「すいか重さ当て」や「きれいに早食い競争」など面白いイベントも用意されていますよ。 ※新型コロナウイルス感染症の関係で令和3年度「富里市すいかまつり」は中止となっております。ご来場の際は富里市ホームページ等でお調べになってからお出掛けになるのがおすすめです。
<富里スイカロードレース>
富里市のすいかを象徴するユニークなイベントと言えば「富里スイカロードレース大会」です。3kmの部と10kmの部があり、10kmの部では最後の給水所地点に大会名物の「給スイカ所」が圧巻のお出迎え!甘いすいかで水分補給ができます。ゴールした後もすいかサービスコーナーで乾いた喉を潤すことができますよ。各部門20位までの入賞者には富里スイカ1玉も!
※新型コロナウイルス感染症の関係で令和3年度「富里スイカロードレース大会」は中止となっております。詳細は公式Facebookページ等よりご確認ください。
―うちの主人もスイカの誘惑に魅せられて参加したことがあるそうですが、普段はただのサラリーマンなので体が悲鳴を上げたそう…。運動不足の方はしっかり準備してから参加するのがおすすめです!それにしても「給スイカ所」なんて素敵なネーミング!
8月
<日吉倉太子山祭礼奉納花火>
夏の風物詩でもある日吉倉の根木名川河川敷で行われる、五穀豊穣を祈願した太子山(円勝寺)への奉納花火です。日吉倉では、成田を中心とした近郷近在の大工に関係する太子講(※)があり、8月21日に奉納花火を上げているそうです。打ち上げ花火150発が夜空を彩ります。※太子講とは、室町時代以降に大工、左官、石工、鍛冶屋の人々の「匠の神様」として信仰されていたそうです。
<新橋観音堂祭礼花火>
地元新橋区が主催する、無病息災を祈願した観音像への奉納花火で打ち上げ花火200発、スターマイン2組、仕掛け花火1組などが夜空を彩ります。富里市新橋の観音堂あたりで、毎年8月17日に行われます。
―日吉倉に太子講があるなんて勉強になりました。夏の風物詩の花火も無病息災など色々な意味を込めて打ち上げられているのですね。
秋
10月
<七栄親子まつり>
七栄親子まつりは昭和23年頃から始まったとされており、以前は「七栄の祭」と言われていたそうです。富里市七栄の稲荷神社を祀るもので、山車や子供神輿が練り歩いたり市内を賑やかに彩るお祭りです。当日は神社前通りが歩行者天国となり、大綱引きや富里ひずめ太鼓など多くのイベントが開催されます。境内では剣道大会、歩行者天国では大綱引き大会も行われるそうですよ。
<中沢麦つき踊り>
「中沢麦つき踊り保存会」により継承されている「中沢麦つき踊り」は、稲荷神社で奉納される踊りで、富里市の無形民俗文化財に指定されています。もともとは農作業中に歌われた作業歌で、歌詞はその場の雰囲気で即興的に作られ口ずさんでいたものでした。この労働歌に踊りが加わったものが麦つき踊りであると言われています。
<武州祭礼>
富里市がまだ原野だった頃、昔の埼玉県から移住してきた人々が高野牧を開墾していました。「武州」とは昔の埼玉県のことを指し、そこから来た人々の開墾作業の安全と農耕の安定を祈願して移住してきた人々により建立された武州神社で「武州ばやし」が奉納されます。「武州ばやし」は市指定の無形民俗文化財となっており、祭礼日である10月17日に「武州ばやし保存会」により伝統が受け継がれています。
―10月はお祭りがたくさんあるんですね。「中沢麦つき踊り」が富里市の無形民俗文化財に指定されているとは知りませんでした。富里市の歴史のレポートをして知りましたが、富里市は開墾して開けた土地という歴史が、現代においても歌や踊りで繋がっていると考えると素敵ですね。
冬
11月
<にんじんウォーク>
千葉県は北海道に次ぐにんじん生産量全国2位を誇り、特に富里市は市町村別収穫量「全国一」にんじんの生産も盛んです。富里のにんじんは独特のにおいは少なく、甘みはたっぷり。市民の健康づくりと富里の自然に触れあってもらおうと開催されている「富里にんじんウォーク」は、約10kmのコースと約6kmのコースがあります。ゴールには程よい甘さでおいしいにんじんゼリーが振舞われます。 ※新型コロナウイルス感染症の関係で令和2年度「第11回富里にんじんウォーク」は中止となっております。ご来場の際は富里市ホームページでお調べになってからお出掛けになるのがおすすめです。
―「にんじんウォーク」とても気になります!「スイカマラソン」はハードルが高いという方はこちらのウォークから参加してみてみるのもいいかも!でも10kmコースは普段歩きなれていないと長い道のりかもしれませんね!
12月
<中部ふれあいセンターまつり>
中部ふれあいセンターの利用者による芸能発表や作品展示をするイベントで、毎年12月上旬に行われます。例年は豚汁や杵つき餅の販売なども行われます。夕方のイルミネーション点灯式もぜひお楽しみに。
1月
<消防出初式>
富里市では例年1月上旬に消防職員・消防団員の士気と市民の防火意識を高めるために、消防出初式が開催されています。部隊観閲や機械器具点検、消防活動に尽力した方々への表彰などが行われます。
富里市はやはりすいかのシーズンのイベントが盛り上がりそうですね。一方で昔からの伝統的なお祭りや無形民俗文化財などたくさんの歴史も感じられるイベントもありました。


