千葉県は人口約628万人、全国で6番目に人口の多い都道府県です。千葉県はかつて「安房国(あわのくに)」、「上総国(かずさのくに)」、「下総国(しもうさのくに)」から成っていた地域です。この記事では千葉県内在住のレポーターが千葉県の成り立ちを調べ、紹介します。
「ふさの国」千葉のなりたち

千葉が「ふさの国」と呼ばれる由来に、麻の別名である「総」の名をとって「ふさ」の国と名付けたという説話があります。
はるか昔、房総半島に四国の阿波(あわ)から豊かな土地を求めて人々が移り住んできました。人々は阿波で育てていた麻を栽培したところ、良質な麻が育ったことから、総(ふさ=麻の古語)の国とし、人々が住んだところを同じ安房と名づけたといわれています。
その後、都に近いほうを上総(かずさ)、遠いほうを下総(しもうさ)と呼び、安房(あわ)、上総(かずさ)、下総(しもうさ)の三国になりました。
平安時代に入ると地方政治が乱れ、平将門や平忠常の乱が起こり、房総は戦場になりました。
中世には千葉氏、上総氏、里見氏が勢力をふるい、特に源頼朝が鎌倉幕府を開く際には千葉常胤(ちばつねたね)が尽力し、大きく勢力を伸ばしました。
江戸時代には房総は江戸幕府にとって経済的にも軍事的にも重要な土地として位置づけられ、いくつも藩が置かれました。幕末には佐倉藩・大多喜藩・館山藩など17の藩がありましたが、その中で一番大きな藩が佐倉藩でした。
1871(明治4)年の廃藩置県により、房総にあった藩は新たに24の県になりました。その後上総・安房の地域は「木更津県」、下総の地域は「印旛県」となりました。
そして1873(明治6)年6月15日、両県を合わせて「千葉県」が誕生します。当時の千葉県の人口は約103万人。県庁が当時の千葉町に置かれました。
この日を記念して、1984(昭和59)年に6月15日が「県民の日」と定められました。 県の人口は、2002(平成14)年に600万人を突破し、現在は全国で6番目に人口の多い都道府県となっています。
―6月15日の県民の日は、全ての県立学校がお休みで、多くの公共施設が入場無料、イベントも開催されるなどの特典がありますね!
千葉県の交通

千葉県は陸上交通が発達する以前は、海に囲まれた地形のために交通に不便な面もありました。
1894年(明治27年)千葉県で初となる鉄道(市川駅 – 佐倉駅間)が開業したのをきっかけに、総武本線をはじめとする沿線には住宅地の拡大が始まりました。
1978(昭和53年)には成田空港が開港し、日本の空の玄関として注目を集めます。1988年(昭和63年)に快適で安全な”新しい都市交通”である千葉市モノレール(愛称タウンライナー)が開通。1990年(平成2年)には京葉線が全線開通し、東京・千葉への通勤の足、沿線住民の生活の足として重要な路線になっていきました。
1997年(平成9年)には東京湾をまたいで、木更津と神奈川県川崎との間に東京湾アクアラインが開通します。この道路の開通によって、千葉県の半島性が解消され、自然豊かな観光地をはじめ、地場産業が盛り上がるようになりました。アクアラインは首都圏の交通渋滞が緩和するだけでなく、将来、日本の大動脈を形成する道路としての活躍も期待されています。
2007年(平成19年)に開通した館山自動車道は、県内各地と南房総地域を結び、首都圏と千葉を結ぶ重要な道路になっています。
―アクアラインの中間にある「海ほたるパーキングエリア」も観光スポットとして人気ですね。
千葉県の産業とこれからの千葉県

千葉県は温暖な気候と豊かな大地に恵まれ、全国有数の農業県として発展してきました。現在は日本なし・落花生・ネギなどの他、米や花き、畜産についても全国上位に位置しています。
また三方を海に囲まれた環境にあるため、各地に豊かな漁場があります。水揚げにおいても全国有数を誇る水産県です。スズキ類をはじめ、イセエビ、アワビ類、イワシ類、サバ類などが多く水揚げされています。
観光においては1983年には浦安市に東京ディズニーランド、2001年に東京ディズニーシーが開園しリゾート地としても人気です。広大な県域には自然豊かなレジャースポットが数多く点在し、休日には県内外から訪れる観光客でにぎわっています。
近年の千葉県では、成田空港と東京近郊の立地を生かし、観光地としての強みを増しています。安房周辺地域では、資源を生かしたグリーン・ブルーツーリズム(農山漁村に滞在し自然や文化を楽しむ旅)などの新たな体験型の観光が注目を浴びています。
京葉臨海地域では豊富な天然ガス資源の活用が行われ、かずさ地域にあるかずさアカデミアパークでは新たなエネルギー産業の研究開発も進められています。
そのほかにも農産物や酪農、林業などの分野に関する研究も行われており、新たなブランド品種の開発も試みられるなど、千葉県の魅力がますます高まっています。
―千葉県には特産物も、観光地も数多く、魅力が満載ですね!
千葉県の歴史は本当に深く、今もその歴史が息づいていることを知りました。観光地も多い千葉県、県民の日には入場無料の施設を巡ってみようかなと思いました!


